マット・サンダース教授

マット・サンダース教授は、臨床心理学教授で、オーストラリアのUniversity of Queenslandにある、Parenting and Family Support Centreの所長です。

サンダース教授は、40年以上にわたり卓越した研究を行い、その結果を、子どもの行動の問題に取り組み、より力強い家族の成長を促進するシンプルで実用的なプログラムへと変容させ、国際的に高く評価されてきました。

サンダース教授のTriple P子育てシステムは、これまでに世界中の約400万人もの子どもやその家族の支援を行ってきました。これまで25ヶ国で使用され、英語から19の他の言語に翻訳されています。これまでに、65,000人以上の支援従事者が実施に向けて養成を受けました。

サンダース教授は、275以上の査読記事を含めた330点以上の出版物の著者であり、55冊の本の著者あるいは共著者です。人気のある『エブリペアレント:子どもの行動への前向きなアプローチ』もその一冊です。彼の功績は、イギリスで高く評価された『ママとパパはもう大変』など3つの国際的なテレビシリーズに影響を与えました。

サンダース教授は、オーストラリア、カナダ、イギリス、アイルランド、スイス、ニュージーランド、香港、シンガポール、イラン、ドイツ、ベルギー、オランダの政府に対して上級政策レベルで相談および助言を行っています。

サンダース教授は、World Health Organizationの顧問で、Council of Europeでは前向き子育てに関する専門顧問をしています。イギリス内務省が、Triple Pを含めた、国をあげての子育て指針を立ち上げる直前の2006 年、教授は当時の英国首相のトニー・ブレア氏と面会し、政策について話し合いました。

サンダース教授はまた、行動科学の知識を持っていない保護者と、自分自身の知識を共有できる、説得力あるコミュニケーション力をもっています。定期的に新聞のコラムを執筆し、ラジオやテレビで人気の、家庭についてのコメンテーターです。

教授には妻トリッシュさんと、 2人の成人した子どもがいます。また、4人の孫の祖父としても誇りをもっています。