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一人で子育てに奮闘していますか?あなただけではありません

「子どもは村全体で育てることが必要だ」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。ですが実際には、子育てを手助けしてくれる親戚がいない状態で暮らしている方がたくさんいます ― 村全体による手助けとは程遠い状況です。

ひとり親の家庭にとっては、子育ては特に大変です。この20-30年の間に、ひとり親家庭の数は世界中で増えています。例えばイギリスでは、子どものいる家庭の25パーセントをひとり親家庭が占めています。1971年の8パーセントから見ると、大きな変化です。オーストラリアでも、似たような状況で、約14パーセントがひとり親家庭です(1970年代中頃は、7パーセントでした)。

メディアにおける典型的なひとり親のイメージは、未婚の母親ですが、離婚、パートナーとの死別、別居、パートナー不在などの理由でひとり親家庭になる場合もあります。また、短期的にひとり親家庭の状態が起こっている家庭もあります。理由は何であれ、ひとり親家庭は独特の大変さを抱えていますが、それでも健全で愛情のある家庭として機能することは可能です。

プランを立てましょう 

ひとり親家庭の大きな課題の一つは、しつけの方針です。パートナーのサポートなしにしつけをするのは、より難しく感じると語る、ひとり親の方の話をよく聞きます。ですが、しつけの方針は、誰かと一緒に子育てをするときと全く同じであることが大切です。

ということは、しつけのプランを立てて、一貫して対応することが重要なのです。家庭のルールがコロコロと変わらないようにする、ということです。驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、子どもは決まりがあることを好むのです。制限があることを好むのです。寝る時間、食事の時間、朝出かける時間など、慣れている習慣があると、子どもの成長に役立ちます。(混乱した秩序のない環境では、大人も子どももうまく生活できないですよね)。前向きで予測しやすい習慣があることは、しつけをずっと楽にします。ささいな事柄に大きな争いをする必要はないのです。

別れたパートナーとの衝突に対応するための支援を得ましょう

言うのは簡単ですが、実践するのは難しいですよね。子育てのルールや習慣を、別れたパートナーと話し合うときに衝突してしまう場合は、なおさらです。何度も同じ口論になってしまう場合は、子どもが傷つくことにもなりかねません。まずは、家庭向けのカウンセリングセンター、心理士、親しみのある医師、子どもの教師など、中立的な立場の第三者にアドバイスを求めるのが、子どもにとってベストであることを、別れたパートナーと同意することがよいでしょう。このような支援者は、あなたと別れたパートナー双方が必要な支援を得ることができるように、アドバイスをしてくれます。二人一緒にではなくても、同じ子育てプログラムを受講すると、少なくとも、あなたと別れたパートナーが子育てのプランに同意する手助けとなるような、共通の理解とコミュニケーション法を身につけることができます。

子どもにとってよい手本となる人を見つけましょう

一方、ひとり親の家庭では、男性または女性としてのよい影響を子どもに与える存在となる人がいないことを心配する方も多いです。息子を育てる母親、娘を育てる父親は、その心配がさらに強いでしょう。先ほども書きましたが、このような課題は、両親がいる家庭でも起こりうることです。親とは別の大人からの物の見方を子どもに示すことができる、よい手本やよい助言者となる人を見つけるように、子どもに促すことは大切です。子どもにとってよい手本となる人は、どのように行動するのがよいのか、適切な行動とは何かを、子どもに示すことができます。子どもの心理的な発達には、子どもとは反対の性別の大人の影響も大切です。

ですから、信頼できる男性または女性に子どもが出会う機会を見つけたいと、親御さんは思うでしょう。(状況にもよりますが、子どもがよい手本となる人と会うときに、親自身や他に子どもの世話をする人も一緒にいる方が安心かもしれません)。祖父母、伯父、伯母、よい友人やスポーツの監督など、頼りになって信頼でき、子どもの人生の一部となれる人が、よい手本の役割に適しています。このような人々は、子どもが成長する過程で、よい手本やサポートとなりえます。 

安定した生活を保ちましょう

予測しやすい生活と生活の安定を、子どものために保つことと、新しいパートナーとの関係を持ちたいという自分の望みとの間でバランスをはかることは、多くのひとり親家庭にとっては特に大変な課題です。このトピック自体について一つブログが書けるほどの課題です。でも、言えることは、新しいパートナーとの関係を始めることには、時間をかけて慎重にするのが望ましいことです。そして、新しいパートナーをあまりにも早い段階で子どもに紹介することを避けることが望ましいでしょう。家族や友人に正直な意見を聞くと役に立ちます。一人で子育てすることの難しさから、新しいパートナーを見つけることに気持ちが動きがちですが、 人間関係の変化が多すぎると、大人が考える以上に子どもは傷つきやすい という研究結果もあります。

最後になりますが、多くの保護者の皆さんが経済的な不安を抱える中で、ストレスを感じたり、集中できなかったり、イライラしたりするために、自分の子育てのスタイルを変える方もいらっしゃいます。これは多くの家庭に当てはまる不安ですが、ひとり親の家庭は、経済的な不安がさらに大きく、その不安について話せる人がいない方が多いでしょう。そのような状況でも、自分のルールや行動を一定に保つことが重要です。家計の心配のために、子どもの安心感や、親の愛情やケアに対する子どもの信頼を損なわないように努めましょう。他のひとり親家庭と協力して、お互いをサポートしあうのもよいでしょう。

ひとり親家庭へのヒント

  • 子育ての「プラン」を立てて、一貫した対応をしましょう
  • 子どもにとって予測しやすい習慣を作り、その習慣を維持しましょう
  • 別れたパートナーとの、子育てについての衝突が問題だと感じたら、解決する方法を探しましょう
  • 他の大人から助言を得ましょう
  • 家計の心配は、あなたにとってサポートになれる人に話して、大人の問題で子どもを心配させないように努めましょう
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