family happy snap - mother, father, son, daughter & dog

クリスマスには家族のつながりのプレゼントを―TRIPLE P創始者が強く呼びかけています

クリスマスにどんなプレゼントを用意するか考え直して、お金より時間を費やすことにフォーカスしようという親への呼びかけが、クィーンズランド州のTriple Pコミュニティーで起こっています。

「クリスマスが近づくにつれ、子どもに十分なプレゼントを与えることができないことを恐れて、多くの親が衝動買いをします」と、Triple P創始者でクィーンズランド大学ペアレンティング・アンド・ファミリー・サポートセンター所長のマット・サンダース教授は言います。

サンダース教授は、親にとってクリスマスの最大の課題は、このお祝いの時期を利用して子どもと真につながることだと言います。

「クリスマスに一生懸命プレゼントを用意してきた家庭にとっては、クリスマスの衝動買いは、なかなかやめられない買い物のパターンでしょう」とサンダース教授は言います。

「でも、心の底では、クリスマスや休日が特別なのは、家族や友人とつながって、一緒にゆったりと時間を過ごせることだ、ということを我々はみんなわかっているのです」

「つながり」のアプローチを子育てに取り入れた家庭の1つが、クィーンズランド州サンシャインコーストのマイケル・カーターさんと妻のイザベラさんです。14歳の息子さんと11歳の娘さんと一緒に、今年のクリスマスはもっとシンプルに、もっとつながろうと努力しています。

「Triple Pコミュニティーのクリスマスチャレンジに強く賛同しています。昔ながらのクリスマスキャンプをする予定です。家族でブッシュウォーキングやビーチでの散歩、泳いだり、ビーチでクリケットをしたり、ボードゲームをしたりするつもりです」とイザベラさん。

「プレゼントは我が家のクリスマスでは主役の一つです。子どもがクリスマスに何か特別なものを欲しがるのは当然のことです。でも、子どもの創造性や家族と過ごすことを促すプレゼントにするように心がけています」とイザベラさんは言います。

子どもへのプレゼントに最適なものは、スポーツ用具やボードゲーム、家族で出かける休暇やイベントなど、みんなで楽しめるものだとサンダース教授は話します。

「子どもの年齢に関わらず、親子の関わりを促すプレゼントは、親子関係を強くし、家庭生活をより楽しくします。それは、長期的な子どもの感情や社交性の福利にとって本当に大切なのです」とサンダース教授。

クリスマスの時期に関する子育てのヒント:

  • 近所のクリスマスイルミネーションを見に行く
  • クリスマスの映画やクリスマスのイベントに行く
  • 子どもと一緒に大切な友人や親戚にクリスマスカードやクリスマスメールを書く

クリスマスプレゼントやクリスマス用のおやつを一緒に作るのも楽しい経験でしょう、とサンダース教授。

イザベラ・カーターさんは、子どもさんと一緒にジンジャーブレッドクッキーを焼いて、箱や器に入れてプレゼントにすると言います。「クリスマスの音楽を流しながら、子どもと一緒に台所で楽しく作ります。手作りのプレゼントを人々に手渡す時の子どもたちの笑顔がその喜びを物語っています」