graphic representing brain development from a baby to a child

子育てが脳の発達に大きく影響

効果的な子育ては、子どもが適切な行動を身につける手助けとなるだけでなく、身体的な健康や脳機能の発達にも重要です。それを裏付ける研究がどんどん発表されています。

幸い脳の発達は継続しますから、子どもが可能性を最大限に引き出せる環境を子どもに与えることに遅すぎるということはありません。

ハーバード大学のCenter on the Developing Childから発表された、「 Five Numbers To Remember About Early Childhood Development」という研究のわかりやすいまとめがこちらからダウンロードできます。

最も興味深い情報は、かなり新しいアイデアです。子ども時代の経験は、メンタルヘルスだけでなく身体的な健康にも、生涯にわたり影響を及ぼす可能性があるということです。

専門家が過去に議論していたのは、子どもの発達に最も大事な要素は「ネイチャー(遺伝)」か、それとも「ナーチャー(環境)」か、という議論でした。

ですが、この2つの要素が互いに役割を担っている、という認識が増えつつあります。慢性的なストレスがどのように子どもの発達に影響するか、私たちはやっと理解し始めたところです。その一方で、家族、世話をする人、また先生など子どもの生活に関わっている大人たちに子育ての支援を提供することが、子どもにとって重要な、広域にわたるメリットがあるというエビデンスも増えているのです。

簡単に言えば、家族関係は健全で実りある未来を形成するのに重要だ、ということです。このメッセージをより広く伝えていくことで、未来がもっとよくなるでしょう。