girl wearigng glasses looks at camera as she enjoys a meal with the family

お子さんは、あなたが夕食に招待したいと思うような大人に
育つでしょうか?

学校の学業的な成果、スポーツに関する評判、校舎や学内施設などを調べて、お子さんの学校選びや課外活動選びに大変努力している親御さんとお話する機会がよくあります。ですが、自分の子どもにどんな大人になってほしいかを考える時には、学業が全てではありません。

ほとんどの親が自分の子どもに求めることは、幸福や成功だけではなく、子どもに思いやりのある人になってほしいということです。いわゆる「優しい人」と呼ばれる人です。

我々大人はどうすればこのような子どもを育てることができるのでしょう?子どもに、自分に対する責任と社会的な責任をどうバランスよく教えるか、そのバランスを見つけることが必要です。このバランスが取れなければ、自己中心的な大人と社会を作ってしまう危険性があるからです。

適切なバランスを

家庭や学校では、自分のすることに責任を持つように子どもたちを励ましています。それはよいことです。ただ、自分のすることに責任を持ち、自分の行動が自分の人生や将来にどのように影響するか考えることを子どもに教えることだけにフォーカスしてしまうのは間違いです。

子どもたちは、自分が地域やコミュニティーで暮らしているということを知る必要もあるのです。私たちは、貧困、戦争、干ばつ、飢饉のある世界に暮らしています。環境が危機にさらされています。幸い、現在では子どもに様々なスキルを促すことが可能だということがわかっています。子どもが多くの知識を持ってよい人生を送ることを助けるスキルだけではありません。感情的に健全で、自分のコミュニティーに真に貢献できる、優しい住民となることを手助けするスキルもです。                                            

自分の行動に対する責任と社会に対する責任は全く別のものではありません。事実、この二つは関連しているのです。自分の事は自分でする責任感のある人になるように親が子どもに促していれば、そのようなスキルは兄弟姉妹、友人、近所の人々などとの人間関係にも波及していくでしょう。いわゆる「市民社会」の基礎となるスキルです。

他人の気持ちを思いやることを教えることは子どもが小さなうちから始まります

コミュニティーで果たす大事な役割が自分にあるという信念を子どもに教えることは、家庭の中から始まります。子どもが他人の気持ちを思いやる能力は、身近な家族との関係に大変強く影響されます。安全で予測しやすく、子どもを育む愛情のある環境で子どもが育つと、そのような親密な関係が他人を思いやる資質を育む基礎となります。

社会に対する責任感を身につけさせるために、子どもに病人やお年寄りを訪問させたり、貧しい人々のための食堂で活動をさせたりする必要はありません(もちろん、このような活動は悪いことではありません)。このような特別な行事にたまに参加することで長期的な価値観を身につけさせることはできません。それよりも、日々の自然なやり取りの中で起こること、そして普段の生活の中で子どもが目撃する親の言動のほうが大切なのです。

子どもは日々の瞬間で物事を学びます

あなたがまず子どものためにできることは、自分の行動が他人に与える影響を理解するように子どもを促すことです。例えば、小さな子どもが誰かに痛い思いをさせていたら、その行動でその人がどう感じるか考えるように子どもに尋ねてみるとよいでしょう。このような会話が子どもとの多くの会話の基礎となることで、人が物事にどう影響されるか考えるように子どもを促します。

このような会話は小さな子どもでも可能ですが、家族が衝突している時は、子どもも含めてみんなが感情的になって情報をあまりプロセスできないので、そのような時にこのような会話をするのはベストではありません。状況が落ち着いたら、子どもと話して、違う角度から物事を見るように子どもを促すとよいでしょう。

もし大人が間違いを犯して人が傷つくようなことをしたときは、大人も謝ることが必要です。

内面からよい気分を感じましょう

子どもは頻繁に練習することで物事を最も身につけます。ですから、ママを叩くのではなく優しくなでるなど、子どもが思いやりの行動を見せた時には、注目したりほめたりすることでそのような道徳的な行動を促すことができます。

そして、ほめるのは時々にしていきます。同時に、正しいことをして他人を思いやる価値観を教え、その手本となりましょう。ほめるのと同時に、子どもの努力も認めましょう。このような行動を子どもに促すには、自分の行動によってよい気分になったのはなぜなのか、子どもに聞いてみると特に効果的です。自分の行動の理由を言葉にすることで、子どもが価値観や信念を内面で強化する手助けになります。

結果として、子どもが成長するにつれ、子どもが社会的に責任ある行動をとった時に、内的報酬と呼ばれるものを体験するのです。これは、内面で暖かい輝きを感じるような体験です。この体験は、親切心、思いやり、寛容さなどの価値観を行動で示した時に体験するものです。

衝突の代わりとなる方法

子どもは学校で歴史や現代の出来事について学んだり、理論的な意見や反論を考えて、物事を話し合う方法を学んだりする機会があります。ですが、家庭で親がその日の出来事について話し合う方法もとても大切です。子どもは、人のやり取りをいつも見て解釈しています。他人を観察することを通して、どう考え、行動し、物事に反応すればよいのか知るためのヒントや手がかりを見つけるのです。

他人に寛容でなく批判的な世界、何かうまくいかないといつも誰かのせいにしたり、特定の人々がいつも見下されたりする世界で子どもが成長すると、大人になった時に、問題が起こるたびに責任を誰かに押し付けようとするようになります。困難な状況、意見の衝突、論争などが起こった時に、なぜその状況が起こってしまったのか考え、解決策を見つけ歩み寄る代わりに、怒りを誰かにぶつけて責めるという反応を身につけてしまうのです。(ソーシャルメディアの議論の多くはこのようなパターンです。年齢の大きな子どもと話してみるとよいでしょう)

すばらしい将来のために

親が子どもを無視したり子どもにどう考えるべきか言い伝える代わりに、出来事に関する子どもの意見に耳を傾ける心の準備がある家庭環境では、考えを言葉にすることを子どもに促します。子どもが自分の意見を表現する方法を身につけるにつれて、他人の意見を取り入れて色々な角度から物事を見ることも身につけます。

子どもが成長し他人の苦悩を感じ取ることができるようになってきたら、絶望感ではなく、世の中には問題があり、その問題に一緒に取り組むことで解決策が見つかるという広い視野を子どもに育むことができます。

共感したり社会的な責任感を持ったりすることは、遺伝的な要素も関わっていますが、このような資質は学ぶことができるスキルです。教えることもできますし、練習することでスキルが向上します。すべての子どもが予測しやすい安全な環境で親や養育者から共感されたり愛情を示されたりすることが理想です。

社会的な責任感を持つことは、子ども、家庭、そして地域全体にとって利益があります。みんなが貢献し、お互いのことを気遣うと、社会がうまく機能することはよく知られています。ですから、われわれ大人が将来の市民である子どもに物事を教えたり導いたりするときには、自分に対する責任と社会的な責任のよいバランスを心がけることが大切です。

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